電車の子

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 学校へ着き玄関に入り階段近くに長いテーブル。  そのテーブルに、パイプ椅子に腰掛ける職員。  俺が来た事に気づき、ファイルをみて 「君のクラスは…B組ね」  そう言って笑顔を向けた。 ―――爽やか~。 「はぁ~ぃ」  そう言って階段を上がる。 ―――エレベーターねぇの?  なんて考えながら俺はクラスへ向かう。  クラスの前前まできてちょっと緊張 ―――ヤッベ心臓!!!  これから3年間どんな学校生活になるかドキドキワクワクで心臓が高鳴る。  クラスに入った瞬間神様なんて信じない俺が、神様に感謝する事になるなんて思わなかった。
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