プロローグ

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 俺は駅のホームにある階段近くの昔からいつも座るベンチ。 ――――最早、俺専用?  眠い目を擦り、そのベンチに腰掛け膝に肘をつき前屈みで座る 【~行きが前の駅を発車いたしました。】  ホームのデジタル掲示板が告げる。 ――もうくんのかよ…。  座ったばかりの俺はデジタル掲示板を睨む…  だけど来るものは来るもので、来るものに乗らなければ、――目的地に行けない。 【~が到着致します、白線に下がってお待ち下さい】  今度はアナウンスが告げる。 ――はぁ~、きた  俺は渋々立ち上がった。
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