258人が本棚に入れています
本棚に追加
「ヒカルと その人って どーゆう関係?恋人じゃないんだよね?ヒカルは それで 良いのか?」
シュンが 不思議そうに首を傾げた。
「主従関係だよ。恋人みたいな甘さは あまりないけど ご主人様には 絶対 服従なんだ。僕には こうゆう方が合ってるみたい」
「主従関係か…。ヒカルが 良いなら 良いけど…。だから女装もしなくなったのか?」
女装は この学校の入学が 決まったから止めただけだがー
「うん…まあ そんな理由かな?」
と 適当に答えた。
何故なら ヒカルは 綾人の家では全裸で過ごして居るからだ。
制服とパンツ2枚しか 今の自分は持っていない。
女装も何も普段、身に付けている物は首輪とか手錠とか縄ばかりだ。
「ヒカル?顔 赤いよ?やっぱり 保健室に行った方が いいんじゃないか?」
ハッ!と 淫らな自分を思い出していたヒカルは 我に返る。
気付くと下駄箱で シュンと靴を履き替えていた。
「シュンちゃん。ありがとう。僕なら 大丈夫だし…取り敢えず クラスが まだ 分からないから 職員室に行かなきゃ…。じゃあ、またね…」
「ああ またな」
と シュンは 手をヒラヒラと振りながら下駄箱を後にした。
ヒカルは 自分の靴を持ち 下駄箱から廊下へと出る。
ふと 真横に 何かあると思い振り向くと
ー地獄便 森下 キリ専用ー
と 血で書かれた 目安箱が目に入った。
思わず 叫びそうになり 口を塞いだ。
めっちゃ不気味だ。
かなり ホラーだ。
最初のコメントを投稿しよう!