マニアックス 二学期

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「ヒカルと その人って どーゆう関係?恋人じゃないんだよね?ヒカルは それで 良いのか?」 シュンが 不思議そうに首を傾げた。 「主従関係だよ。恋人みたいな甘さは あまりないけど ご主人様には 絶対 服従なんだ。僕には こうゆう方が合ってるみたい」 「主従関係か…。ヒカルが 良いなら 良いけど…。だから女装もしなくなったのか?」 女装は この学校の入学が 決まったから止めただけだがー 「うん…まあ そんな理由かな?」 と 適当に答えた。 何故なら ヒカルは 綾人の家では全裸で過ごして居るからだ。 制服とパンツ2枚しか 今の自分は持っていない。 女装も何も普段、身に付けている物は首輪とか手錠とか縄ばかりだ。 「ヒカル?顔 赤いよ?やっぱり 保健室に行った方が いいんじゃないか?」 ハッ!と 淫らな自分を思い出していたヒカルは 我に返る。 気付くと下駄箱で シュンと靴を履き替えていた。 「シュンちゃん。ありがとう。僕なら 大丈夫だし…取り敢えず クラスが まだ 分からないから 職員室に行かなきゃ…。じゃあ、またね…」 「ああ またな」 と シュンは 手をヒラヒラと振りながら下駄箱を後にした。 ヒカルは 自分の靴を持ち 下駄箱から廊下へと出る。 ふと 真横に 何かあると思い振り向くと ー地獄便 森下 キリ専用ー と 血で書かれた 目安箱が目に入った。 思わず 叫びそうになり 口を塞いだ。 めっちゃ不気味だ。 かなり ホラーだ。
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