机の下の

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わずかに寄せられた新聞紙越しに、 「大丈夫ですか?」 小さな彼は言い、おそらくにっこり笑ったのだろう。 突然、現れた未知の小さき者があたしに、 「……はい」 向けてきたのは大砲でも鉄砲でもなく、 「大丈夫です……」 自分よりも大きな人間をほっこりさせてしまう優しい言葉と笑みでした――。
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