机の下の

7/55
前へ
/405ページ
次へ
――いやいや、騙されてはいけない、 「じゃなくて!」 いけないのよね。 映画のよくあるパターンなら奴らは最初は優しく友好的だもの。 頭の中で、いくつかの映画の冒頭シーンが浮かんで、あたしは気持ちを切り替える為に大きな声を出してみた。 年に数回、帰省する待つ人の居ないこの家に、どうせあたし以外に人はいない。 声に驚いて駆けつける者などいないんだ。
/405ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加