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因みに俺は彼女に
マンションも借りてる
未華子さんは
そこの大家でもある
しかも部屋が隣…
そして今日は
俺の仕事は
お店の宣伝の貼り紙だ。
そんな事より…
なんで俺の俺が
ねこ耳と尻尾を付けて
貼り紙せにゃならん…
未華子さん曰く
『門崎くんなら
絶対!客寄せ
にゃんこになるよ♥
がんばってね♪
はい、投げキッス♥』
って事らしいです。
意味がわかりません!!
でも、あの人に
突っ込むとしょんぼり
するので止めました(笑)
裕太『喫茶ねこのみみ
喫茶ねこのみみ~』
そんな感じで
手招きしていたら
四人グループの
女子高生が反応を示した
女子高生1
『なにあれ、
喫茶店ねこのみみ?』
女子高生2
『なんか名前、
可愛いくね?』
女子高生3
『あっこで
ケーキ食べいく?』
女子高生4
『ねぇ、お兄さん
やっぱ、バイト系?
ねぇ、アド教えて?』
裕太
『あ…常連客に
なってくれたらね』
女子高生1・2・3・4
『えーマジすか
お兄さんやっさし~!
キャハハハ~♪』
なんて俺に
茶々を入れながら彼女達は去って行った。
裕太
『寄り道と絡みは
ほどほどにね~
まっ、とりあえず
お客さんゲット出来た』
すると…今度は
おばあさんが
おばあさん
『おやぁ、若いのに
客寄せかい?
耳なんか着けて
めんこい、めんこい♪』
裕太
『あ、どうも…
この公園から近いですが案内しましょうか?』
おばあさん
『若いのに親切だね…
あぁ…うちのじいさん
もこのくらい…』
裕太
『どうやらこの方は
若いが口癖みたいだ
っと、つきましたよ』
おばあさん
『ありゃあ…
このお店入り口に
段差がないよ…!
今度はじいさんも
連れて来ようかね』
未華子
『あ!門崎くん!
お仕事、外はいいから
中、手伝ってよ!』
裕太
『あ、はい!』
未華子
『門崎くんってば
ちょっと公園の周り
歩いたらたくさん
人が来たね!
やっぱり門崎は
招きにゃんこ
なんだね♪』
裕太
『気が付いたら
なんか店が凄い事に
もしかして……』
女子高生の4人が
こっちを見て
ニヤニヤしてる
裕太
『なるほど…
恐るべき女子パワー』
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