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そして走っていた
俺が立ち止まった瞬間… その何かが俺の周りを
グルグル回っていきなり ぴたりと止まった…
様な気がした
すると気が付いたら
全然、知らない所に
来ていた
周りには全く誰も居ない追いかけていたのに
夢中で気が付かなかったでも何処からか声がした
声の主
『おにーちゃん!
おにーちゃん!』
裕太
『な、なんだ?!』
声の主
『おにーちゃん!
下を見て!下を見て!』
どうやら子供っぽい声だでも未華子さんの
声じゃないらしい
もっと幼い女の子の声
裕太
『なんだ!座敷わらしか?花子さんか?タヌキか?…………あ?!』
声の主
『たぬきってなぁに?』
裕太
『……くっそ…狐か』
俺が見たものは
狐にしては耳が長く
ウサギの様だが
鼻先も鋭くなく
首もとには柔らかそうな毛が生えていて
尻尾もふわふわで
目はとても大きい
プリキャラとか
なんかのアニメに
出て来る魔法少女の
妖精みたいな感じだ
裕太
『お前か?俺を
夢中で追わせたのは?
ここはドコだよ!?』
声の主
『おにーちゃん?
ひとでがないの?』
裕太
『話が噛み合わないな
って初対面でいきなり
人でなしか俺は!』
声の主
『あのね、わたし、
ミライっていうの
おにーちゃんが
おねーちゃんと
大変だから
助けに来たの!』
裕太
『あ、なるほど…
確かに困ってるぞ
うんうん…あ、
俺の名前は門崎 裕太
わかる?
かんざき ゆうた!』
ミライ
『ユタ!』
裕太
『裕太だよ!
……まあいいや
それよりここはどこ?』
ミライ
『フーリエだよ!』
裕太
『フーリエ?』
ミライ
『あ!おねーちゃんが
大変だよ!
早く戻らなきゃ!』
裕太
『えっ!?
未華子さんが!
あ、ちょっと…
待ってくれよ~!』
また俺は走らされた…
するとフーリエってゆう霧みたいな所から
抜けられた……けど
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