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☆この国の大貴族のお城、湖畔のお城の一部屋での一幕..
彼女は有力な貴族であるリュース家の一人娘で姫将軍
先の戦いで、若いながら大活躍をした美しいお姫さま
長く艶やかな黒いストレートな髪が風にそよぐ
美しい面立ち、ピンと張ったような琴の弦の強さを思わせるお姫さま
きりりとした意思の強そうな大きな瞳。
だが、なにやら、心配事があるのか、表情が曇り
そして深いため息をつく
自分の部屋のバルコニーから、夕暮れの湖畔を見下ろしている。
「アルテイア姫さま」侍女が彼女に声をかけた。
「やはり、仕方ないわ。出かけてくるわね。
数日間、留守にするから皆に心配しないように伝えてね」
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