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「よっしゃ!ならド定番なポニーテールならどうだ!」
「グッジョブ夕日!」
アップされた髪の隙間から見える冬月のうなじから首筋のラインが綺麗だった。
「定番を裏切らない男ですね空は」
「そりゃ、様式美というかテンプレというか」
「……単純」
返す答えがなかった。
「なによー!私だってポニーテールなのに、この反応の違いは!」
ミコトはポニーテールを揺らしながら俺に言い寄ってくる。
「お前のは、ただの邪神レーダーだろ?」
「空に這いよるつもりは無い!」
そんな中、朝日が自分の髪を持ち上げ頭の所でゴム留めしようとしているのを夕日が発見する。
「何してるの朝日?」
「えっ、いや、これは……」
「いやー、委員長も大胆だねー」
「なぜ、こんなヤツに」
「……可愛い」
「?」
「もっと直球なフラグじゃないと気付きませんよ空は」
「うぅ……」
「?」
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