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どこかに表情を落としてしまったのだろうか?と思ってしまうぐらい、俺の姿を認識しても顔色は変わらなかった。
しかし、そんな無表情でも整った顔立ちは十分過ぎるぐらいの美少女と言えるだろう。
風が止み、翼のように見せていた長い髪が、ふわっと背中に舞い降りる。
腰まであるロングヘアーは真っ白で、染めたり脱色したのではないようだ。
自然に綺麗な純白。
それは髪だけでなく、服の隙間から見える肌も白かった。
着ている服も白がベースで、純白の存在感をそこに感じる。
惹かれるがまま歩き、彼女との距離は屋上のフェンスを挟んで3mぐらいまで近付いていった。
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