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「ふぁぁぁ‥‥眠っ‥‥」
春の温かな日差しが、窓際の席に座る俺に降り注ぐ。
本日、最後の授業が古典。
まさに、眠気が最高潮だ。
先生の読み上げる古文が、子守歌のように睡眠欲求を掻き立ててくれる。
最後の授業に古典なんて、寝てくれとでも言ってるのかね?
そんな事を考えながら、授業そっちのけで窓の外を見ていた。
目的があって見ていたのではない。
古文が書かれてる黒板を見るよりは、外を見ていた方が精神的に気楽だからである。
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