連続企業爆破とアノミー

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昭和四九年に市民生活を恐怖に巻き込んだ連続企業爆破がありました 犯人グループを逮捕したとき周囲の人びとは「まさか、あの人が…」と驚きました 容疑者八人は、新聞報道を聞く限りどこにでもいるような人達でした。 なぜ彼等はこのような行動に出たのでしょうか? 彼等等は全員社会の底辺にいるような人達ではなく、むしろ模範的な中流家庭で育ち、社会生活も一般の人達と変わりがありません 彼等の多くは二五歳以上であり善悪の分別は出来る年であり突発的に行動をおこしたとは考えられません では彼等は平凡な市民を装った精神異常者だったのでしょうか?しかし長期に渡って市民生活を続けることが出来るでしょうか?彼等は精神異常者でもありません ナチスは社会の底辺の人達のアノミーによって生まれたと多くの学者に分析されています ナチスは底辺層の人達のアノミーからエネルギーを汲み上げ成長しました このナチスと狼グループの行動を比較すると日本の状況が危機的かが明らかになります
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