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でもそれは失恋のヤケ酒のイタズラ、今までの人生で数晩だけのキャラクターでしかない。
若い頃、こうしたパターンで知り合った男性に、後々まで付きまとわれて困った事がある。
彼はそれが一晩だけのラッキーな出来事だとは納得できなかったのだろう。
男性側から見れば、とても都合が良い『遊び』の関係をずっと継続したいと望まれてしまい、振り切るのに苦労したものだ。
意に沿わないと分かると、口汚い言葉で罵られたのも鮮明に覚えている。
だから昨夜も目が覚めて、大慌てで逃げ出したのだ。
『遊び』が『本命』に昇格するなんて稀有なこと、『遊び』は『遊び』でしかあり得ない。
30代の大台に乗った今、『遊び』にかまけている暇などないのだ。
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