序章

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「ふぅー」 明日とうか今日は出勤日、今日1日どうにか気合で乗り切らねば。 ふと耳に違和感を覚えて触ると、片方のピアスがない。 どこかで落としてしまったようだ。 もしかしてさっきの部屋だろうか? エントランスは勿論、エレベーターホールにもオートロックがある作り、物理的に戻ることなどできる筈がない。 それ以前に心情的にも戻りたくない。 ピアスは諦めるしかないな。 「お気に入りだったのに……」
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