フード

2/2
前へ
/6ページ
次へ
その夢の時空は、私だけが動いているものでした。 気が付いたら都心の、スクランブル交差点。 待ち行く(ここでは止まっている)人々はなぜだろう。 みながそろってフードをかぶっている。 赤いフード、青いフード、茶色のフード。 そして不思議なことはもう一つ。 気が付いたら私の前に、長蛇の列。 待ち行く(ここでは止まっている)人々がなぜだろう。 私の前に一列に並んでいた。 片っ端からフードをはたいて行った。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加