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仲良し
とても綺麗な青空なある日のこと…
「なぁなんか楽しいことないかなぁ…」
「ねぇだろなぁ」
「今日の空いつもより青いなぁ…」
毎日昼休みは屋上でダラダラ空を見上げてる二年の少年と、少女。
『あ、あの。涼先輩、好きです!付き合ってください。』
中学生らしさが抜けて高校生にしっかりと見えてきた一年生が、突然少年に少してれながら告白をしていた。
「ゴメン、ムリ!」
涼先輩と言われた少年はあっさりと断ったのだ。
「涼先に行くぜ?」
「じゃあ俺焼きそばパンとコーヒーで。」
「OKー」
少女屋上から出ていき、
売店に向かった。
『あ、あの…』
「ん?」
『な、何でだめなんですか?』
「んー…好きなやつがいるからかな?(笑)」
二人の間には沈黙があった。
お互いなかなか沈黙を破らなかった。
その頃少女は買い物を終えて自分のお弁当を持って屋上に向かっていた。
『あ、あの…』
先に沈黙を破ったのは告白をしてきた一年生だった。
『や、やっぱり里岡先輩と付き合ってるんですか?』
「それはない!アイツ男だし(笑)」
バシコーンっと良い音が鳴り響くと同時に涼は叫んだ
「イッテーーー!!!!」
「悪かったな男で!」
少女が涼を叩いた音だったようだ
「ねぇ、こんな奴やめときなよ?」
『えっ、あっはい。さ、里岡先輩の方がいいです!』
「ありがとう」
一年生は頬を赤くしながら里岡先輩を見つめていた
「それじゃあ俺らご飯するから」
『は、はい』
一年生は急いで去っていった
「またかよー」
「しかたねぇじゃん(笑)」
「本当にお前って男だよなぁ」
「うるせーよ」
またもバシコーンっと良い音が鳴り響いた。
少年、中岡 涼 高校2年
少女、里岡 空 高校2年
ふたりはいつも一緒にいた。
学校ではとても有名でファンクラブなどもあるらしい。
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