それでも僕は君に声援を送る

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お前の頑張りは伝わっているなんて言ったところで 納得するようなヤツじゃないこと 知っているけれど他に浮かぶ言葉もなくて 全く、自分が情けないよ。 そして お前がこのあとどう動くかも、予想はつくけど確信は持てない。 お前が好きなようにやればいいとは思うけど、 できればまた俺の不器用な声援に手を振ってくれ。 目に見える確かなものでしか称賛されることはないのに、 根拠のないぼやけた話で拒絶を受ける。 時代のせいにはしたくないのに、少なからず理由がある気がして、この世界に存在する意義を求めてしまう。 認められたい、作り出したい、繋げたい、知らしめたい、必要とされたい 宙に浮くイメージだけじゃ未来を埋め尽くせなくて、 いつも隙間からだらしない感情がわきだしてしまう。 お前の頑張りは伝わっているなんて言ったところで 納得するようなヤツじゃないこと 知っている。何よりもその顔が辛苦を物語っている。 全く、心配させられっぱなしだな。 ましてや お前がこのあとどう動くかも、予測はできても確信が持てない。 お前が好きなようにやればいいとは思うけど、 できればまた俺の不器用な声援に手を振ってくれ。 できればまた俺の不器用な声援に、背中で答えてくれ。
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