君に触れた瞬間

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が、そもそも本当に自分には言い訳するつもりがあるのか無いのか……その辺はなんともよく分からず。 ただ自覚した以上は、もっと近寄りたいし触れてみたいとは思う。これは男の性(さが)だからどうしようもない、とも。 大人気なさに自嘲したものの、衝動に駆られた自分は悲しいかな諦めが悪かった。 それが彼女にとってはいつもより悪ふざけが過ぎた悪戯だとしても、だ。  
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