君に触れた瞬間
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視線の先、笑ってる小さな背中で長い髪が揺れる。 柔らかそうな質と色が、ふわり、と。 「………」 キーボードから離れてた手が一瞬反応してしまうのを感じた。不自然に浮く掌。 それがきっかけで、どうして彼女を気に入り特別扱いしてしまうのか、唐突に……本当に唐突に理解した。
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