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◆術式詳細
魔力を与えれば特定の魔術が発動するという一般的な物と違い、使用者の脳内に新たな仮想術式回路を造り出すという、謂わば魔術を発動するのに必要なプログラムと制御装置を思考に組み込むための代物。
刻印された基礎呪文に魔力が供給されると、使用者脳内に仮想術式回路を構築し新たな魔術の発動準備状態に入る。
この段階ではまだどのような魔術を発動するかは決定されておらず、思考によって魔術の内容・発動する座標・威力・収束率などの細かな条件を設定することが出来る。
その後、起動鍵語を唱えて初めて魔術が発動し実際の効果をもたらす。
起動鍵語は｢奔れ(はしれ)、志那都姫｣
習熟すれば口頭でなくても起動鍵語を強く意識するだけで発動が可能になる。
なお起動鍵語を発する直前まで思考による術式の改変が可能で、変化し続ける戦況にリアルタイムに対応出来る。
ただし、仮想術式回路の容量上の問題で設定出来る魔術の系統は風属性のみに限定されている。
また短縮化呪文ではあまり細かい設定は出来ない。
◆術式のブースト(強化)について
口頭詠唱による補助呪文によって術式の威力を上乗せすることが出来る。
補助呪文による増幅率は詠唱時の集中力や気力・疲労などの精神状態に左右される。
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