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学校ではクラスで人気者ではないがある程度は人気があった。
しかし、人気があるのは自分ではなかった。
自分がしっかりと着けた仮面が人気なのだから。
昼休みになると急いで図書室に向かった。
ときどきクラスの人気者から外で遊ぶのに誘われた時はそっちを優先した。
しかし、図書室にいるときが一番落ち着いた。
静かな部屋に優しい日が射し込んでいる。
いつもいるクラスとは違った。
図書室に着くとすぐに奥の方にある昔の残酷な事件について書かれた本を読んだ。
僕は死に憧れていた。
死は美しさを秘めていた。
まるで宝石を眺めるかのように本を読んだ。
新たな死を知るたびになんだか分からない暖かさを感じた。
僕はそれに魅了されたのだ。
神秘な力に。
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