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放課後、彼女は先に校門に向かった。
「今日、用事あるから先に行くからじゃあ」
クラスのみんなから離れて校門に向かった。
「遅かったわね」
彼女は寒そうに日向にいた。
日があたっていると彼女の白さがより目立った。
「ごめん」
僕がそう言ってる途中には彼女は歩き出していた。
彼女の後ろを取りあえずついていった。
「死体は隣町で見つかってるけど、死体はこの町に住んでたの」
彼女は淡々と話す。
「確かに言われてみたらそうだな」
彼女は車を気にしながら車道を横断した。
「そんなところ渡ったら危ないよ」
ちょうど通りかかった警官が言った。
彼女は固まっていた。
「すいません。次からは気を付けます」
そういうと警官はにっこり笑って
「分かれば良いんだよ。それと、最近は物騒だから気を付けてね」
とだけ言って立ち去った。
「ありがとう」
彼女はぼそっと呟いた。
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