雅人

3/7
745人が本棚に入れています
本棚に追加
/112ページ
+--+--+--+--+--+--+--+ コンビニへの道は、寒い。 千鳥足にならないように、歩く。 「ん?」 コンビニがもうすぐって辺りで、向こう側から、やはり千鳥足の女性がやってくる。 雅人は、避難できるよう背筋を伸ばした。 「?」 よく見ると、千鳥足さんは、誰かをおぶっているのか? 千鳥足さんが今、まさに雅人とすれ違う。 その時、雅人は気づいた。 「……有紀?」 千鳥足さんにおんぶされているのは、有紀だった。 2~3歩、前に進んでいた千鳥足が足を止めた。 ゆっくり、雅人の方を振り返る。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!