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コンビニへの道は、寒い。
千鳥足にならないように、歩く。
「ん?」
コンビニがもうすぐって辺りで、向こう側から、やはり千鳥足の女性がやってくる。
雅人は、避難できるよう背筋を伸ばした。
「?」
よく見ると、千鳥足さんは、誰かをおぶっているのか?
千鳥足さんが今、まさに雅人とすれ違う。
その時、雅人は気づいた。
「……有紀?」
千鳥足さんにおんぶされているのは、有紀だった。
2~3歩、前に進んでいた千鳥足が足を止めた。
ゆっくり、雅人の方を振り返る。
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