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『宇宙に行く』
こんな無謀な事を
私、桝田來人は6歳の時に
母と約束したのだ。
宇宙?
馬鹿か
行けるわきゃねーだろ。
だいたいいつ募集するか何てわからないような、なれる確率がすごく低いような
そんな職につけるわけがない。
そう言われるのが当たり前だか母は笑顔でうなずいてくれた。
たしか最後に募集したのは私が高校生の時だ。私はチャンスを失ったのだ。
私はそこそこの高校に行き
そこそこの大学も出て大学院まで行った。
しかし、
今の就職先は車の開発。
第二の夢
『医者』
も諦めていた。
何もかも
諦めていた。
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