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「みんなごめんよー。不甲斐ない兄貴で」
肩を落としながら一樹がみんなに謝りだした
いつもの事だが
「智和さんは不甲斐ないわけではないと思うよ。俺達は俺達なりにやってこれてるわけだから、一樹が謝ることないんだ。もう慣れたしね」
憐は一樹を慰めた
これもいつもの事
そんな中、突然優馬から質問が出た
「あのさぁ、ホームレスって聞くと何を想像する?」
優馬からの変な質問にみんながキョトンとした
一樹は思いつくままに言ってみた
「あ?ホームレス?あ゙ーおっさん、じぃさん、ダンボールに公園。駅の通路に不潔な感じ?かな?なんで?」
「あぁ、やっぱりそうだよね。だよね…だよね…」
優馬は自分でボソボソ言いながら考え始めた
「なんだ?ホームレスになんかされたのか?」
「いやなんでもない。ただ聞いただけ。あははははは」
優馬はよく突然こんな感じに質問してくる
よほどの事じゃない限り、一樹が答えてあげている
ただ、今の優馬の質問にキッチンにいた恭夜が目を細めて優馬を見ていた
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