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優馬は恐怖から解放されてその場にしゃがんだ
「あ、あ、ありがとうございます!助かりました」
今にも泣きそうな顔して女の子にお礼を言った
が、しかし
「助けた?なんの事ですか?人の家の前で騒ぐから追っ払っただけです。つまりあなたも早く立ち去ってください。迷惑です」
女の子はきつい一言を言ってライトの方向を見た
「銀さーん、ありがとうございました!うまくいきましたよ!」
「そかそか、またなんかあったら言ってくれな!」
懐中電灯を持って現れたのは、どう見てもホームレスなおじさんだった
「え?」
そして、女の子は優馬に背を向けて自分の家に向かった
が、そこには目を疑うような光景があった
女の子の家はダンボールで出来ていた
カーテンやビニールなどがかぶせてあったり、見るからにホームレスの人が住むような家だった
「い、家って、その…」
「何か文句ありますか?あたしは自由に生きたいだけ。ただそれだけです。さっさと帰ってください」
女の子はスタスタ家に向かい入っていった
そう、女の子はまさかのホームレス女子だったのだ
優馬は恐怖と驚きでさらに立てなくなっていた
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