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陽が少しだけ肌に温かくなったある日、病室に新しい患者が入ってくるという知らせが桜井に入った。
その患者は大きな手術をするために小さな個人病院から桜井のいる大きな病院に移ってくるという。
滞在期間は未明で、完治までずっとこの病院で暮らすことになるという。
それを聞いた桜井は気が気でない様子だった。
看護師が部屋に来るたび、いつにも増して彼女たちの言葉に耳を傾け、そわそわした態度を取ったりした。
その甲斐あって、すぐにその詳細の確認は取れた。
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