2/42
1378人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
走って走って走りまくって蛇口にたどり着いた俺は急いで口を濯いだ。 うえっ…。まだ口に感触が…。 口元をぐいっと拭って、顔を上げ、疑問が頭を過ぎる。 「どこだここ…?」 とりあえず校舎の中っちゃあ中だけども。 今日来たばかりで校舎の中身なんてちんぷんかんぷんだよ。ほんと困っちゃう(;-∀-) という訳で(どういう訳だ)宛てもなく歩く事にした。あ、裏庭なんてあるんだ…。 廊下にあるピカピカの防弾の窓の外には綺麗に整えられた裏庭があった。 そこはひなたぼっこには持って来いな場所。 「ちょっと行ってみよ」 窓を開けて上履きのまま外に出る。着地に失敗したのは秘密。 「芝生がふさふさ~…。気持ちいいぜぇ~…」 あぁヤベー…。眠い…。 俺はいつの間にか寝てしまった。 この場所に誰かが近づいているとも知らずに。 、
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!