血塗りの刃

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「よし…出来た」

鏡で確認して家を出る。
そこには双子の姉、柚羽と幼馴染の神崎湊が立っていた。

「おはよ、美羽」

湊が私の頭を優しく撫でる。
ひとつ歳上の湊は、黒髪で真面目そうな外見。実際に真面目で生徒会長とかやっているけど。

「おはよ、湊！」

にっこりと笑い、明るく答える。

今日も偽りの1日が始まった…