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そして、最後に上がってきたのは真帆さん。
その時に、女子達のキャー!という黄色い声援と男のウオー!という野太い声援が聞こえてきた。
やっぱりすごい人気なんだ。
真帆さんは会場のあらゆる方向に向かって手を振っていた。
その度にまた声援が起こる。
そして、俺は真帆さんと目が合う。
真帆さんは俺にウインクをした…そんな気がする。
そして、3人揃って一礼し、用意された席に座った。
『それでは、ヤンデレエブリデイのシナリオライターでもあります。西河彰さんよりまずは挨拶していただきたいと思います。では、お願いいたします。』
アナウンサーはそう言って西河に話を振った。
それぞれの目の前にコードレスのマイクが置かれていた。
『えーと。ヤンデレエブリデイのシナリオと、脚本やら今回はプロデュースもつとめました。西河です。不審者みたいな格好ですがすみません。姿を晒して私生活に影響を出したくないもので。今日はこうやって多くの方々に集まっていただいて感謝してます。まぁ、みなさん目的は楠本さんでしょうが。とにかく、今日は私も全力出していくのでみなさんも最後まで楽しんでってください!お願いしますー!。』
西河らしくない気合の入ったしゃべりで笑いも混ぜながらそう言ってまた一礼した。
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