俺様×かわいい系

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根本遙 視点 メール送っちゃった…。 迷惑だったらどうしよう…。 今更後悔している僕ってバカだなぁと思う。 「なぁ、お前上川と仲良かったっけ?」 駿のアドレスを教えてくれた友達がこそっと話してきた。 「うーん…。仲良く…なりたいなぁ…みたいな。」 実際今までかなり苦手な人だったが、話してみればそうでもなくて、もっと話したい気持ちになった。 身長のこと言われたときは、ムカついたけど!! 「僕だって好きでちっちゃいんじゃないもん…。」 ぼそりとつぶやいた。 「ほーう?で、身長がコンプレックスな根本くん。俺の話は聞いてたかな?」 「え?!」 ずっとケータイを見ていて下をむいていた顔を上にあげると、今の授業、社会の担当、井上斗真(イノウエ トウマ)先生、24歳が持っている教科書を丸めて、怒っていた。 「あー…。」 僕は苦笑いしかできなかった。 ースパーンッ 「いたっ!」 持っていた教科書で勢いよくたたかれた。 うぅ…。先生に怒られるの今日2回目…。 さっきは違う先生だったけど。 「ケータイ没収!返して欲しけりゃ放課後残れ!」 「はい…。」 没収されちゃった…。返信きてたらどうしよ…。 放課後になったら早く返してもらわなきゃ…。 ー放課後 「先生!ケータイ返して下さい!!」 「やだ。」 「なんでですかぁーーっ!!!」 放課後、返してもらおうと必死に粘って20分たった。 いつ返してくれるの…。 「ほんとにすいませんーっ!!これからはちゃんと話聞きます!!言うこと聞きますからぁー!!」 僕は半泣きの状態で説得する。 「そもそもなんでそんなに返してほしいんだ?恋人か?」 「なっ////違います!僕恋人なんかいないし!」 「ふーん…。じゃあ…。」 ーガタンッ 「…っえ…?」 なぜか視界には先生…と天井。 …つまり押し倒された。 「あの…何を?」 「いや♪?これから食事しようと思って。」 「はい?ならちゃんと椅子に座って下さい。てか、何食べるんですか?」 食べ物が見当たらない。 「…天然か?ストレートにいうと、お前を抱くってことだ。」 …抱く? 「…うぇえぇ!?ちょっ…やめてください!!」 「ようやく意味を理解したか。」 ちょ、ほんとに僕やばいよね!? どどどどうすれば…!?
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