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颯「 生徒会長の羽生田挙武って奴がいるんだけど 、昨日は何とかそいつが父さんを引き返してくれた 。」
『 どうかお引き取りください っ ! 、ってね 。』颯くんはそう付け足して顔を綻ばせた 。
しかし 、その顔はすぐに曇る 。
颯「 でも父さんは 、また来る っ て聞かなくて ‥ 。
俺 、父さんに捕まったら アメリカの学校に転校しなきゃならないんだ 。」
玄樹「 ええ っ 、! 」
僕が ビックリしたような声をあげると 、颯くんが僕に顔を近づけて言った 。
颯「 追記 、このことはまだ挙武と秋葉くんと玄樹にしか言ってない 。
勿論 、後で皆にも言うつもり 。
‥ 俺は転校なんかしたくない 。だから皆で 俺の父さんを説得してほしいんだ ! 」
颯くんは 、『 うふふ 』と笑うと
颯「 1人より皆でやった方がいいからね っ 。」
と楽しそうに声を弾ませた 。
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