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「しょうがない、行くか」
「もう諦めなさい」
「あ!そうだ、入学式来なくていいぞ」
「何でよ?あんた、また何かやらかすんじゃ無いでしょうね」
「はぁ~何を言ってくれてんの」
チャリンコをこぎだし走り出すこ
と20分
柄の悪い連中がぞろぞろと男ばかり
B-BOP世代だからしょうがない
「諦めよう・・・」
そう心の中で呟いた
正面の入口から中に入ると クラスの張りだしがあり自分の名前を探す
一体なん組まであるんだよ
「ほうほう50人で一組で20組」
「私立ってこれが当たり前なのか?」
「あったあった、5組か」
俺は5組を目指してあるきだした
「よ!マサ元気してた?」
「おぉ~サト君、カス校だったの?」
サト君は小学校の時に仲の良かった仲間で中学は地区が違っていた為、別れてしまった
ちなみに、このカス校とは人のカスが行く所ではなく、呼び名です
「俺はここしか受けて無いから楽だったよ」
「サト君、あなたは5教科で150とれてれば」
「マサ~それは禁句」
カラスの集団が体育館に集まり入学式が始まった。
誰も校長の話など聞いちゃいない
当たり前だが
「マサ~早く終わんね~かな」
「あのオッサンに聞いてこい」
「あのさ、サト君よ、この学校に女の先生が1人もいねーよな」
「お?何で竹刀とかもってんのよ!」
もぉ~~~嫌!
入学式も終わり教室に戻って自分の席に座る
小学校からお決まりなんだが、クラス編成があるたび廊下側の後ろから2番目になる。
名字に「や」が付く奴がいるから2番目になる。
その席からふっと窓際の前列を何気に見渡した。
カーテンが風で揺れている
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