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レースのカーテンごしに朝日が射し込み。
ベッドに寝ていた美樹は眼を覚ます。
「お目覚めになりましたか、王妃様。」
「あっ!執事?」
「はい。あなたの執事です。これからはアンドレとお呼びください。」
「アンドレ!?なんかベルばらみたい。」(笑)
「王妃様。朝食はこちらで召し上がりますか?」
「はい。そうしてくれる。」
「畏まりました。」
アンドレが部屋から出て行くと美樹は辺りを見渡して…
「そうか、マリー王妃になったのか!しかし、無駄に広い部屋だこと!」
マリー王妃の部屋には骨董屋でしか見たことのない家具類がズラリと…
アールヌーボーを思わせる部屋の造り!
しかも、貴賓のある色合いで妙に落ち着く気がした。
美樹は溜め息をつく…
∀
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