鬼ごっこであの世行き

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『もふもふ。もふもふ。もきゅきゅきゅきゅ!!』 「…おい、てめぇは首にワカメ巻いて、何奇声あげてんだよ?気でも狂ったか?」 ハッとして我に返る。 『違いますよ、失礼な!この子と遊んでたんです。』 立花はうさぎを抱き上げて見せる。 「うさぎじゃねぇか!!」 『はい。可愛「うまそうだな。」 『はい?』 はいぃぃぃ!!? 「お前、食ったことねぇのか?」 『あるわけないではないですか!!犬や猫を食べないのと一緒です!』 「うさぎは猪と一緒だ。食い物なんだよ。」 土方は嬉しそうにうさぎに手を伸ばす。 『さ、触らないで!けだもの!!』
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