鬼ごっこであの世行き

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『この子を、その濁った目でよく見てください!このつぶらな瞳、そして身体中からあふれる愛らしさ、誰かを思い出しませんか?』 「いや、『そう、左之さんです!!』 「…俺は、何も言ってねぇ。」 『左之さんの事を考えてたら、この子がワカメをかじってたんです。だからこの子は左之さんなんです。』 「お前…大丈夫か?頭打ったり、海で溺れたりしてねぇよな?」 『何、さっきから人を変な目で見てるんですか?私はいたって正気です。』 立花は憤慨する。 「だってよ、うさぎがワカメなんか食うわけねぇだろうが。」 『この子は食べるんです。ね、左之さん。』 立花はワカメをちらつかせる。 美味しそうにムシャムシャ食べ始めた。 『ほら、食べるでしょ。』
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