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「??」
うさぎの左之は立花の腕の中で振り返る。
『うわっ!!や、やっぱりいいです!こっち見ないで!』
ピンと長く伸びたヒゲに喉をくすぐられ悶絶する。
「何やってんだよ、お前は…。ってか、この道で合ってるのか?」
『そこの木と木の間を抜ければすぐです。』
「どの木だよ。」
『そこのシュッとした感じの木ですよ。斎藤さんみたいな雰囲気の。』
天に向かって真っ直ぐ伸びている凛々しい雰囲気の木を顎で指し示す。
「ああ、あれか…」
土方はすぐに見つけて、その木の間に入っていく。
『では、お先に。』
立花は土方を追い抜き、早足で川へと向かった。
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