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「お前は女なんだから、そもそも褌なんかいらねぇだろ。それに他の奴らは素っ裸なんだから、見えてもなんとも思わねぇよ。」
『だったら土方さんが素っ裸で生活すればいいじゃないですか!!すでにいろんな女の人に見せてるんだから、今更隠しても仕方ないでしょ!』
斎藤さんにしか見せてない立花と一緒にしないでもらいたい。
「あ゙?てめぇ…ふざけんなよ…」
『ふざけてるのは土方さんじゃないですか!この褌の純潔まで奪おうとして。』
「…は?褌の純潔?何言ってんだ、お前…」
『しらばっくれないで!立花の褌手拭いを汚しておいて!』
立花はすくっと立ち上がる。
汚れちまった褌に 今日も小雪の降りかかかる
汚れちまった褌に 今日も風さへ吹きすぎる
立花は中原中也の詩歌を口ずさみながら、褌手拭いの悲しみに思いを馳せる。
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