鬼ごっこであの世行き

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はぁ~… 立花はうさぎを抱き締めながら涙目で地面を見つめる。 どんなに好きな人とでも褌共有はないでしょ… ましてや、土方さんだし。 「よし…っと。ほら、これも返す。」 着替えを終えた土方は、褌手拭いも立花に渡す。 『…ちなみに、これは洗ってありますか?』 「当たり前だろ。借り物を洗わないで返す程、礼儀知らずじゃねぇ。」 『そ、そうではなくて…着替えを終えた後にって事です…』 「あ゙?」 『い、いえ、なんでもないです!』 立花は慌てて首を横に振る。 「そうか。なら、帰るぞ。」 『はい。』
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