見習い縄文人

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『相手が悪かったな。ムキッー!!キッキッキ!』   失神してる猿にトドメを刺し、立花は喜びの小躍りをする。 …。 「お前…半分猿になってんぞ…。退化してねぇか。」 『キキー!失礼な。猿に立花の恐ろしさを猿語で教えてるだけです。』 獲物の猿を片手に立花は憤慨する。 『この猿はタロの家に届けます。ウキ!』 「ああ、そうしろ。親父の好物だから喜ぶぞ。ってか、それやめろ。」 土方は猿化する立花を本気で心配する。 「ねぇねー!」 タロが飛びついてきた。 『あ、タロ!ちょうどいいとこに来たね。 一人で来たの?』 「うんう。ハハもー。」 タロは遅れてやって来た母親を指差す。
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