鬼ごっこであの世行き

2/194
1866人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
「てめぇ…!俺の秘密バラしやがったな!!」 『え?なんの事ですか?』 井戸端で洗濯をしていたら、いきなり土方さんに絡まれた。 「知らない訳ねぇだろ!親兄弟だって知らねぇ事を、なんで総司が知ってんだよ!!」 『だから、なんの事ですか!!はっきり言ってくれないとわからないでしょ!』 回りくどい言い方にイライラして、つい軽くキレてしまった。 「ああ゙?てめぇ…誰に向かって口聞いてんだ?それが面倒みてもらってる人間の態度か?」 土方は額の血管を浮き上がらせて、ワナワナ震えている。 『それは感謝してます!!…って、なんで拳を握り締めてるんですか!? 』 立花はそっと立ち上がり、逃げる準備をする。 「それは…てめぇを殴るために決まってんだろうが!!!」 『ギャーーー!!!』
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!