イチドダケ

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何も言葉を返せないまま見つめあった。 何も言えなかったけれど 先生の背中に手をまわし、ぎゅっと抱きしめた。 それに返事をするかのように先生の腕に力が入り、私の倍くらいの力で強く抱きしめられると、それからはもう理性などなかったのだと思う。
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