存在理由

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残りの半分は歩き出した僕達の周りを守るように囲んでいた。 「怖かったな……ごめんな?…助けに行くのが遅くなって……」 怖い? 『何言ってるの?僕は怖くなんかない!だってパパの息子だもん!!』 「……そうか……じゃあその震えは武者震いか?」 え………? カタカタ……手を見れば…確かに微かに震えていた……。 『あ……………』 「そ「ネラ!!遅い!!」 ビクッ!! 「……チ…んだよ!!偉そうに!!ならお前が行けば良かったじゃねえか!!」
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