存在理由

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『パパ!!』 “……何だい?” 『パパはどうして大きいの?…何で僕は小さいの?』 “はは……いつか大きく逞しくなるさ!私の様に!!” 『パパ……それはないと思うよ……』 “……どうしてだい” 『だって……僕とパパは違う……パパみたいに大きな牙もない……まるで人げ“シィ!!!” ビクッ!!! クシャクシャ………。 “お前は私の子だ……何故それを誇りに思わないんだ?” パパは笑って……僕の頭を撫でた……とてもとても…大きな手で
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