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「そうか。それはけしからんなあ」
「そうよ。黒住さん、行って呼んで来てちょうだい」
杉山さんが言った。
「誰々ビリヤードに行ってるんだい?」
「中谷さんと和田さんと川口さんよ」
坪田さんが答えた。
「わかった。行って呼んで来るよ」
「ミイラとりがミイラにならないようにね」
山田さんがくすりと笑って言った。
「そりゃ、一体どういう意味だい?」
「黒住さんもビリヤードが好きなことは、誰だって知ってるわよ」
七村さんが言った。
二階の遊戯場へ行って見ると、中谷君、和田君、川口君の三人は、ローテーションゲームに打ち興じていた。
「みんな、そろそろお開きにして、飾り付けを手伝おうじゃないか。君達が少しも手伝わないので、女の子はプリプリしてるぜ」
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