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「悪い、悪い、もう少しで終わるから」
中谷君は、キューの先にチョークをこすりつけながら言った。
僕達四人が帰って見ると、ツリーはほとんど完成していた。
「男の人は遅れた罰として、残りの飾り付けを全部やってもらうわよ」
益岡さんは、断固とした口調で言った。
「ええ?そりゃあないぜ。女の子は何をするんだい?」
中谷君は不満そうに言った。
「私達は七面鳥を焼いたり、飲物の準備があるわ」
「きついなあ。はい、はい、わかりましたあ」
和田君がおどけて言った。
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