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『 ぁ 、 私は 玉宮花憐 です 。
よろしくお願いします 』
『 玉宮 な 、よろしく 。
はい 次 。 』
『 俺は 横谷 太輔 。
よろしく 、 』
横谷 太輔 ( よこやたいすけ )
明るいけど どこか寂しい感じがする 。
仲良くできるかな …
『 1年間このクラスで
やっていくわけだから … 』
また話し出した …
『 よし 、今日はこれで終わり 。
もう 帰っていいぞ 。 』
たくさんの人が帰って行くなか
私はまた空をながめてた …
新しい学校で新しく会う人ばかりで
大丈夫かな なんて考えてたけど 、
空を見てると なんだかちっぽけのように
思えてくる 。
『 …宮 、玉宮 ! 』
『 な 、なに ? 』
『 まだ帰んないの ?
みんな 帰ってるよ ? 』
『 あぁ 、 いいよ 。
鍵なら閉めておくから 。 』
『 じゃぁ 俺もまだ居よっかな … 』
と 言ってまた席に座りだした 。
『 え ? かえんないの ? 』
『 だめ ? 』
『 いいけど … 』
私はまた空をながめていた 。
『 空 … 好きなの ? 』
『 ん ? 好きだよ … 』
『 ふ - ん … 』
『 私 もう帰るね 。 』
『 俺も帰る 。 』
私は下駄箱に行き靴を履き替えた 。
『 帰ろっか 。 』
『 一緒に !? 』
『 帰るぞ 。 』
『 ちょっ … 』
強引に帰ることになった私は
結局家まで送ってもらった 。
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