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さて、教室に到着。
やはりクラスは賑わっているようだ。
まあ、そんなことはどうでもいいから自分の席でも探すか。
えっと…か、き、く、け、こ―あった!これだね。
窓際の三番目か…微妙。まあいいや、直に席替えがあるだろうし。
私は自分の席に着き、ぼんやりしていると
「よっ!杞紗羅!」
声がかかったのでスルー……
「オイコラ!無視すんなよ!」
してもうるさそうなので仕方なく返事をすることに
「何のよう?奏(カナデ)」
「用がなけりゃ話しかけちゃいけねーのか?」
「うん、悪い。用がないなら消えろ。」
「お前…幼馴染みにそれはないだろ…」
「腐れ縁なだけでしょ」
「お前冷たすぎ!もっとホットにいこうぜ!」
「だが断る」
「断んな!」
冷たくしようとも絡んでくるこの自称幼馴染みの腐れ縁野郎は神宮寺 奏(ジングウジ カナデ)
ボサボサの黒髪にグルグル眼鏡という今時あり得ない格好をしたクソボケだ。
「おい、誰がクソボケだ」
「心読むなよ変態」
「変態じゃねぇ!口に出たんだよ!」
あー、なるほどね。
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