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本当に…仕方ない奴だな。
「したいけど無理だった…。」
総矢「…っ!」
俺の言葉を聞けば眉間に皺を寄せ怒ったような顔をする。
他人にとやかく言われるのは嫌いだ…。
嫌いな筈なのにいつもこいつだと仕方ないと思ってしまう。
「でも、総矢お前が叩いてくれたじゃん」
総矢「…!」
「お前がそうしてくれたから助かった…ありがとな」
総矢の頭に手を乗せれば綺麗な紫の髪を感謝の言葉と共に撫でた。
総矢「…はぁ、もういいよ。俺がお前を守るから」
相手を宥める為に言ったが…拍車が掛かりそうだな。忠告もしとくか
「程々にな、有り難いけど目的…忘れてねえよな?」
そう、俺達は腐男子として萌えを観察しつつ
学園生活を平凡に過ごしたい
だから…目を付けられたら困る
俺にしろ、総矢にしろ…な。
総矢「分かった…だけどどうしようも無くなったら絶対俺を頼れ」
「ああ…お前もな」
だって俺達は、同じ趣味を持った
運命共同体…なんだからな
そう言って笑えば納得したよう頷き食い逃した昼食の変わりに軽い軽食を食べ再び教室に戻った
再び毛玉に会う不安が会ったが要らぬ心配だったようでその後は会うこともなく日は過ぎていった
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