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すると、
またタヌキが現れた。
｢ち､調子はどうだ?｣
そう言われると、身体のいたる所に包帯が巻かれていた。
｢これ､お前がやってくれたのか?｣
そういうと、動揺しながらも確かに頷いた。
｢そっか。…ありがと｣
｢!!!!!｣
タヌキは赤くなり、照れながら、
｢そ、そんなこと言われても嬉しくねーぞ!!
コンニャロー!!｣
(嬉しいんだな)
｢ちょっとそとに出て、風に当たるか？｣
……言われてみると、
なんだか風に当たりたくなってきた｡
｢あぁ。そうするよ｣
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